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Your face is small!(顔が小さい!)
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You have a high nose.(鼻が高い!)
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You're so good at using chopsticks!(お箸上手!)
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Can you eat fish?(魚食べれる?)
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You're so white!(肌が白いね!)
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Are you from the US?(アメリカ出身?)
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How old are you?(きみ何歳?)
こう言われたらイギリス人はどう感じると思いますか?
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Your face is small!(顔が小さい!)
イギリス人は誰かをからかうためにしかこの表現を使いません。
顔が小さくても別に魅力を感じないからです。
顔が小さいというのは、顔が変に小さいというネガティブな意味としか受け取れません。
日本ではというと、8頭身であることが最高に美しい、カッコイイと思われるけど、イギリスでは顔と体のバランスはあんまりこだわりがないのです。
「この人、顔が小さいな・でかいな」という人はもちろんいるけど、それは外見が変だと批判してることと同じ意味になる(Mr.ポテトヘッドやハンプティ・ダンプティみたいなのにそっくりだね!って友達に言ってるような感じになってしまう)。
You have a high nose.(鼻が高い!)
耳にタコが出来るほど言われることがあるのですが、「Your nose is tall.」 という表現はそもそもネイティブは使いません。
もし相手にそれを言うなら「鼻が大きい」という意味で捉えられる確率は99.9%。完全に悪口です。
私たちは鼻が高いという美的感覚がないため、その表現は存在しないし、ただの侮辱とか受け取られません。
日本人が低い鼻にコンプレックスを抱いているのと同じで、逆に高い鼻にコンプレックスを抱いている白人は多くいます。
自分の鼻が目立つ、またはもっと小さめの鼻がいいと思っているイギリス人がよく美容整形までして直そうとする話はよく聞きます。
自分の通っていた学校でも学年1個下の女子は鼻が相当高いことでいじめがひどくてたまらなかったので結局鼻を低くする整形手術を受けました。
こういうケースは珍しくありません、お互いになんとも無い物ねだりな話です。
You're so good at using chopsticks!(お箸上手!)
世界がグローバル化していく中、イギリス人でもアジア料理を普通に味わうようになってきています。
ですので、お箸、普通に使えますけど?
中国料理は、ここ数年のいくつかのアンケート結果でテイクアウトの最も人気がある料理で(ちなみにインド料理は2番人気!)、最近では日本食ブームが起きたことでイギリスでも有名日本食レストランができているし、お箸の使う機会もずいぶん多くなっています。
ところでこれらの有名なレストランの名前を聞いたことありますか?
「ワガママ」、「イツ」、「ワサビ」、「富士山」、「YO! Sushi」 など。。。やっぱりないですよね。
それにしてもすごいネーミングセンスのあるものばっかりだね(笑)
※イギリスにある和食レストランの名前です
そんな普段からアジア料理を楽しめるようになった昨今、イギリス人同士でもお箸が上手くない人はからかわれる標的になります。
(お箸ができないの?なんて育ちの悪い(笑)というニュアンスでいいます)
この不器用さを友達に見せたくないがために、友達と一緒にアジア料理を食べに行きたくなくなる程です。
大学時代に同じ寮に住んでた友達と町の中華料理店に食べに行ったとき、友達の中の1人は自分がお箸ができないことを言わずお店に入って普通に注文したけど、食事中にテーブルにはナイフとフォークの姿はないことに気づき、やばい!お箸しかない!顔が真っ赤にして、酢豚の一口でも食べてない様子でみんながやっと気づき彼の秘密がばれてしまった。
みんな一同が爆笑し、結局ナイフとフォークを頼んであげた。みんな「もう早く言えよ!」って大笑い。
今となっては当時の彼に「もし日本に行っても誰も箸を使えることなんて端から期待してないんだから、堂々とフォークとナイフがほしいって初めから言えばよかったのに」と言ってあげたい話。
日本人からしたら持ち方は完璧じゃないかもしれないけど、アジア料理が流行ってきているイギリスでもお箸ができるのは全然普通のこと。
褒めることのほどでもありません。
あと、これは日頃よく思うのですが、コンビニのレジ係も何も言わずにナイフとフォークを渡さなくていいですよ。
このインスタントラーメンを食べるのには日本でもそうじゃなくてお箸が必要だろう!
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Can you eat fish?(魚食べれる?)
白人は魚をほとんど食べないという先入観からか「お魚は好き?」のような質問をしたくなると思います。
でも、「Can you eat~」を使うと「~することはできるか」、または「~する能力はあるか」という意味になります。
もちろん、魚アレルギーの有無を確認したい時などに使うのはいいですが、それ以外の時は避けた方が無難です。
同じように「Can you eat Japanese food?」、「Can you use chopsticks?」(上記の説明をご参考に)「Can you drink sake?」 というのもバカバカしく聞こえます。
和食を食べる能力がある??好き嫌いがあってもでも口に入れることくらいはできることだろう?
この質問を聞く人は能力じゃなくて、習慣を聞こうとしているはずだと思うけど、その場合は「Do you~」を使った方が自然で相手を誤解させません。
例えば、以下のように聞きましょう。
- Do you eat Japanese food?
- Do you use chopsticks?
- Do you drink sake?
- Do you eat fish?
ちなみに、イギリス人は魚を食べるけど、白身の魚(たら、鯛、オヒョウ(カレイっぽい魚))やマス(ニジマスなど)以外はあんまり食べません。
もちろん魚介専門店はあるので、貝とか普段あんまり食べられない魚を味わうこともできる。
そして、生では食べれず(もちろん今では和食レストランに行けばイギリスでも刺身など食べれるようになったが)主に焼き魚のように調理して食べられています。
You're so white!(肌が白いね!)
10代の頃は、よく年に1度のペースでキレイな海がある国、例えばスペインやトルコ、ギリシャなどに家族で旅行に行っていました。
せっかく興味深い歴史がある国に行っていたのに、いつも1~2週間ほビーチリゾートで過ごすことが多かったです。
両親は日焼け止めよりも、もっぱら日焼けオイル派。
そう、海外に旅立つ目的は日焼けだった。
イギリスのどんよりした天気の世界から抜け出してきたのだからそうするのは当然のことでした。
大人になったいま、私と親の考え方はずいぶんかけ離れているけど(だから肌が真っ白(笑))、両親と同じような考えのイギリス人は沢山います。
イギリス人にとっては、日焼けした小麦色の肌が健康的で魅力的。
イギリスの日常生活ではあんまり太陽を拝めないので、日焼けサロンへ行ったりわざわざ日焼けのために海外へ行きます。
そして化粧品に関しても、あえて肌色を暗く、「小麦ツヤ肌」に見せるようなファンデーションやパウダーが数多くあり、それを買う人はかなり多いです。
ということで、「肌が白い」と言われたら2パターンの反応があって、「わー、綺麗に日焼けしていると思ったのに、まだ真っ白なんだ。ガーン」というコンプレックスに打ちのめされるのと、もう一つは、「白人だから白いのは当たり前なのになんでそんな当然のことを聞くの?」という日焼けした肌に無関心な人が反応します。
どちらにせよ、英語だと褒め言葉になりません。
まあ、あえて言うなら人をバカにする表現としての方が使われています。
例えば、友達同士で海に入る前に全く日焼けしてない友達が水着に脱いだら「白っ!むしろ太陽より肌のが白いわ!」だったり「お化けが出たぞ!」と言ったりもします。
こういうからかう表現以外で、あんまり使わないので、実際使うときは注意してくださいね!
Are you from the US?(アメリカ出身?)
おい、違うでしょう!逆に聞くけど、なんで白人=アメリカ人なの?
私は正統派英語を話しているからわかるはずだと思ったけど。。(笑)
人口の数を見比べるとこの質問を言い続ければそのうち、アメリカ人に当たると思いますが「白人だからアメリカからやってきただろう」というアメリカ人じゃない人がちょっとイラとする聞き方 (アメリカ以外の国って意識しているの!?)じゃなくて単に「Where are you from?」と聞いた方がマシです。
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How old are you?(きみ何歳?)
初心者でも知っているくらいの英会話フレーズなので、日本人と英語で話す機会があるときによく聞く質問です。
特にイギリスでは知り合ったばっかりの人に聞いちゃダメな質問で、一般的なマナーの一つ。
昔から特に男性は女性の年齢を聞くのはものすごく失礼なこと。
相手の年齢に気になっても上手に聞かないと怒らせるかもしれない。
大体年齢がわかるような、
When did you graduate from university?(いつ大学から卒業したの)
Have you been in your current role for long?(今の仕事長いですか)
またはどうしても細かく年齢を知りたい場合は丁寧に、
May I ask how old you are?(年齢をお伺いしてもよろしいでしょうか?)
という表現が使えます。
「May I~」をつけると相手が断れる質問になるので嫌だったら答えなくて構いません。
もちろん子供に聞くのは問題ないけど、大人の場合は少しデリケートな質問として考えた方がいいです。
イギリスが上下関係の意識が日本人と比べたら低いから初対面の人と話しても年齢を聞きなきゃとはなりません。
私からすれば、そのうち自然に会話で出てくる話だから無理やり聞かなくてもいいじゃんという感覚です。
相手の年齢をわかればどうする?知る必要がある?というそもそもの意義をまず考えましょう。
今までにこれらの質問を使ったことありましたか?
聞いてしまっていたらもうしょうがないですが、これからはもっと英語での会話をよりスムーズにするためにこういう質問や表現をを避けるように覚えておきましょう!
マシュー